自分の田圃のコシヒカリ、銀坊主は自分で課している4回のカルチがけを終えていますので
先日、友人の田圃にカルチを持ってカルチがけに行きました。
農林22号は2枚ありまして、まだ2回しかかけていませんが、友人のところの
コシヒカリは先週が最後のチャンスでしたので。
というのはコシヒカリは8月初めに走り穂が出て、10日前後に出穂します。
銀坊主、農林22号は8月お盆過ぎに走り穂で25日前後に出穂します。
大体、出穂の30日〜40日前の7月1日〜7月10日では最低田んぼに入らないようにします。
この時期から稲の表層根が増え始め、畝間にも伸びてきて、畝間に入ると根を切ります。
また穂を茎の中で形成を始める、人間でいうと妊娠初期の段階ですから
稲の穂作りを邪魔しないように入らなくします。
目安は品種によって若干差がありますが出穂の30日から40日前までに
カルチがけは終了します。
また山形大の実験によりカルチ掛けは最低4回以上で増収の効果が出てきて
4回以上かけても飽和して、5回、6回、7回8回かけてもあまり変わらない
というデータがありますので、最低4回です。
それ以上は草が生えるのが嫌な場合は掛けたら良いと思います。
それで、友人はラチウチを1回かけただけで、今年もイヌホタルイやクログアイ
ウリカワが一杯生えていました。
クログアイがイヌホタルイはコンバインで刈る場合、刈り取り機の下に溜まって
詰まるので、半周毎に降りて、掃除をしないといけません。
それで、それが嫌なのと、最後のチャンスで少しでも分決が増えたら良いと
思いかけました。
この田んぼが1.6反ほどあり僕が2/3ほどの1反ちょいかけて
後は友人がかけました。
手前の5畝は2回ほどかけてあります。
こんな感じで畝間の草を次々土に練りこんでゆきます。
ヒエも多いです。
かけた後はこのように畝間の草が埋め込まれて、
株間のイヌホタルイ等が残ります。
やはり1回だけでは分けつが少ないです。
畝間でイヌホタルイやクログアイがはびこって、コンバインで刈ると
本当に刈り取り部の下で詰まって、1週持たずに半周で必ず掃除しないと詰まります。