今シーズンだけで自然農法の農林22号の種を分けてくれという依頼が3名合計10kgありました。
最後に3人目の人には4kgご希望のところ1kgしか送れませんでした。
それまで9kg送っているので、来年自分の種取りが失敗した場合最低2から3kgは確保
しておきたいから、自分の分から仕方なく1kg送らせて頂きました。
2月に脱ぼう作業、選別機にて選別することで約3割の種もみが除かれます。
そして、自分で使う種もみのみマットは1枚100gでポットは1枚50gで計算して
2kgづつ網の袋に入れます。
余った種もみはコンバイン用の網袋に入れて、保冷庫に保管をします。
比重選別、温湯消毒はしません。
選別機で選別後、落ちた籾は今年の籾摺りで玄米にします。
玄米にして、味噌用の玄米麹用に回します。
但し、落ちた籾は籾摺りをした場合、通常より多くくず米が出ます。
このようにして毎年、5kgから10kgくらいは余裕をもって種を取っておきまます。
しかし22号がこう人気あるともっと多く取っておこうと思いました。
今年は種取りが大変です。
いつものコシヒカリ、22号、48号に加えて
銀坊主、巾着、大場、福岡、農林1号ですから。
もっとも、来年お分けできるのは、
コシヒカリ、22号、48号、銀坊主です。
これらの種もみがほしい場合は出来たら9月までに連絡頂けると
その分確実に準備できます、
僕は種もみだけは天日干しにこだわっています。
まずコンバインで種取り用だけこぎ胴の回転数をぎりぎり落として
籾にします。
その後、それを乾燥機にかけては意味がないので、網のコンバインの袋に小分けして
、ビニールハウスの中で吊るしておきます。
1週間から2週間吊るして、袋をまとめて、保冷庫に保管します。
コシヒカリだけはハサ干しにしたあと専用のハーベスタで脱穀します。
種もみは来年の実りの元になるのでできるだけ、籾を傷つけず、太陽の光を一杯
受けて、乾燥させるように心がけています。