危険な油12(販売中止の『健康エコナ』)
- 2014.12.13 Saturday
- 23:59
エコナは、花王が2009年まで製造・販売していた食用油である。
1999年に発売された「健康エコナクッキングオイル」は食用油として
初めて厚生省より特定保健用食品の許可を受けたが、
後述の安全性の問題により2009年10月8日、関連商品について許可の失効届を提出した。
エコナはナタネ油や大豆油を主原料に作られた食用油。
主成分のジアシルグリセロール(DAG)は一般の食用油の主成分トリアシルグリセロール
(TAG)から1分子の脂肪酸がはずれた構造をしており、オリーブオイルなどの一般油
にも数%含まれていた。
エコナクッキングオイルにはDAGが約80%含まれており、
TAGと比べて小腸で吸収されたのちに油として再合成されにくい。
このため、食後の血中中性脂肪が上昇しにくく、体に脂肪が付きにくいとされていた。
花王の「エコナ」に含まれているジアシルグリセロールについて、オスのラットを使った実験で、
「舌において扁平上皮ガンを促進させる作用」があることが示唆された。2年前に同成分が含
まれる「エコナ」関連商品が特定保健用食品として許可される際、ガン促進作用の可能性が指
摘され、念のために追加実験を行うことが求められていた。
エコナの主成分【DG=ジアシルグリセロール】が、酵素を活性化して、発ガンにつながる、糖尿病につながる。
●エコナに含まれている【トランス酸】が5%と高いので、心臓病につながる。
●高温処理でできる、毒性の強い【グリセリドダイマー】の生成。などが考えられる、としています。
簡単に言うと、エコナは効かないかもしれない。
危ないかもしれない。
ということで、現在は商品の回収後販売中止。