危険な油9(マーガリンはトランス脂肪酸一杯)
- 2014.02.03 Monday
- 02:14
トランス脂肪酸が出来る過程というか理由が分かったと思います。
次に、マーガリン等についてのもっと大変なことを書きます。
マーガリンは植物油脂に水素を添加して、不飽和脂肪酸から飽和脂肪酸にします。
このように飽和脂肪酸にすると、常温で液体から固体になります。
つまり油が固体になって、皆さんがいつも見ているマーガリンになるわけです。
これも、高温にさらされますので、もっとトランス脂肪酸ができます。
下記にトランス脂肪酸の分析データーを載せておきます。だいたい10%前後まで増えます。
このように自然界では絶対存在しない脂肪酸が10%〜20%になるわけです。
飽和脂肪酸は物質的には安定していますので、なかなか劣化しにくく
ほとんど腐らないものになります。
<マーガリンのトランス脂肪酸含有量>(1997年のもの) | ||||
日本生協連合会 | コーンソフトマーガリン | 13.90% | ||
雪印乳業 | ネオマーガリン | 13.80% | ||
日本リーバ | ラーマソフト | 11.80% | ||
明治乳業 | コーンソフト | 10.90% |
欧米ではマクドナルドでさえトランス脂肪酸フリーの油に換えています。
ところが日本は遅れていて規制さえされていません。
マーガリンやショートニングがお菓子やスナックに入っていると思います。
またファミレスやスーパーの揚げ物もそういう油が使われている可能性が大きいです。
こう考えると、マーガリンやスナック類は食べたくなくなります。
僕はこういうことが分かる前から、お菓子も和菓子系統に変えています。
冬は自然農法のお餅を作り自然農法みかんを買っています。
通常はできるだけ、おかきや煎餅、あられ等を好んで買っています。
マーガリンを食べたい人はトランス脂肪酸フリー(フリーと言っても欧米の基準の
0.3%以下)が創健社等から出ています。
僕はパン食はほとんど食べないので、マーガリンは要らないです。
昨年、和食が世界遺産に登録されました。
お菓子も和食中心の食生活が長生きできる基本ですね。
また、安いのは安い原料や添加物でごまかしているのですから、
そういうことを考えて消費者は選択しないと、メーカーは売れるから作る。
しかし、こういう健康を害する可能性のものを買わないと、メーカーは作らなくなります。
マーガリンについては食用油より水素添加 を多くして精製しますので、トランス脂
肪を含む割合も下記の表のように多くなります。
脂肪中のトランス型脂肪酸(%) | |||
種類 | 調査数 | 平均値% | 最小と最大% |
家庭用マーガリンハードタイプ | 8 | 15 | 5〜24 |
ソフトタイプ | 11 | 11 | 0.4〜18 |
業務用マーガリン | 26 | 11 | 3〜20 |
学校給食用マーガリン | 5 | 16 | 7〜33 |
ドーナツ | 15 | 14 | 0.8〜37 |
ポテトチップス | 12 | 0.9 | 0.6〜1.4 |
スナック類 | 11 | 2.2 | 0.6〜11 |
フレンチフライ | 10 | 10 | 0.8〜33 |
チキンフライ | 2 | 1.7 | 1〜3.4 |
(日本食品油脂検査センターのデーターを参考にした) |